自分にとって楽な姿勢が、良い姿勢とは限りません。
むしろ悪い姿勢が習慣付いていることのほうが多いです。
・机の蛍光灯が左にあったか右にあったか
・畳で座る姿勢として左の横座りが多かったか
・右の横座りが多かったか、あぐらだったか
・寝る姿勢として右を下にするのと左を下にするのでどちらがやりやすいか
・椅子に座っていてどちらの足を組むクセがあったか
・食卓の自分の席とテレビの位置関係はどうだったか
・スマホやゲームをしているときに背中が丸まっていないか
・自動車運転時のハンドルを持つ姿勢やバックをするときの姿勢はどうか
・立っているときにどちらの足を前に出した休みの姿勢をとるのが楽か
・ショルダーバックを右肩と左肩のどちらに下げるのが楽か
・歩くときにカバンを持った側の手は持っていない側の手と同じように前後に振れているか
……などなどが、知らず知らずに今の自分の姿勢に影響をあたえているのです。
これらの日常生活のちょっとしたクセや、無意識のうちに身についた動かしやすい運動方向への反復動作、同じ姿勢をとり続けることで筋肉が緊張し、収縮した状態が続いてしまうことが不良姿勢に繋がってしまい、その不良姿勢による負担が大きいほど、関節にも硬さや変形を生じさせることがあります。