グロインペイン症候群とは、スポーツ時などに足の付け根(鼠径部:そけいぶ)やその周辺に痛みが生じるスポーツ障害の総称です。
日本語では「鼠径部痛症候群(そけいぶつうしょうこうぐん)」と呼ばれます。
痛みの特徴と症状
・主な部位:下腹部、足の付け根、太ももの内側(内転筋)、お尻など広範囲に痛みが放散します。
・痛む動作:ボールを蹴る、ダッシュする、体をひねる、起き上がるといった動作で激痛が走ります。
・悪化のリスク:放置すると慢性化し、日常生活での歩行、くしゃみ、寝返りでも常に痛むようになります。
発症の原因
キックやランニングなどによる過度な反復運動(オーバーユース)が主な引き金です。
しかし、根本には以下のような身体全体のバランスの乱れが関係しています。
可動域の低下:股関節や背骨、骨盤の動きが硬くなっている。
筋力バランスの崩れ:体幹(腹筋・背筋)や、下肢の筋力が低下している。
不自然なフォーム:痛みをかばったり、体幹がブレたりしたまま無理に競技を続けることで、鼠径部の筋肉や腱に無理な負荷が集中します。